ドイツ ワインクイズ
ドイツワインの品種クイズです!勉強中の方も、試験受けたけど記憶があいまいな方もトライしてみてください。
- ミューラー・トゥルガウは何と何の交配でできた品種?
- 次のドイツで知られる品種の名称は?
・グラウブルグンダー
・シュペートブルグンダー
・ヴァイスブルグンダー
・レンベルガー - 13の特定ワイン生産地域(ベシュテムテス・アンバウゲビート)の中で、最大の生産地は?
- モーゼル、ナーエ、ラインガウのリースリングの特徴の違いは?
- フランケンで最も栽培されている品種は?
- ゼクトってどういうワイン?
主要品種
ドイツは白ブドウ品種だとリースリングやミューラー・トゥルガウ、黒ブドウ品種だとシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)が有名です。
冷涼な気候ならではの特徴や、ドイツでの名称が異なっていたりするので簡単に紹介します。
リースリング
ドイツで最も広く栽培されている品種です。
花やライム、リンゴ、桃などアロマティックな香りが特徴で、辛口から甘口まで幅が広いです。
ドイツの気候はリースリングを育てるのにとても適しています。
リースリングは寒さに強く、萌芽が遅いので冷涼な気候向き、かつ、酸が落ちるのがゆるやかなので長く成熟させても酸が落ちにくいです。
冷涼な大陸性気候のドイツは、成熟期間である秋に雨が少ないので、雨のためにブドウを早く収穫する必要がなく、十分な成熟期間を保つことができます。
それにより、収穫期間にバリエーションを持たせることができ、遅摘みやアイスヴァインといった収穫期を長く持たせた糖度の高いブドウの収穫ができます。

ミューラー・トゥルガウ
ミューラー・トゥルガウはリースリングとマドレーヌ・ロワイヤルの交配によってできた白ブドウ品種です。
早熟で栽培しやすく、1970年代から80年代にかけて人気を博しました。
シュぺート・ブルグンダー(ピノ・ノワール)
シュぺート・ブルグンダー(ピノ・ノワール)も冷涼な地域での栽培に向いた品種です。
ファルツやバーデンでの栽培が盛んです。
品種と別名(フランスでの名称)チェック
フランスでの名称と異なる名称のブドウ品種として以下のようなものがあります。
・グラウブルグンダー:ピノ・グリ
・シュペートブルグンダー:ピノ・ノワール
・ヴァイスブルグンダー:ピノ・ブラン
・レンベルガー:ブラウフレンキッシュ

13の特定ワイン生産地域(ベシュテムテス・アンバウゲビート)
ドイツには13の特定ワイン生産地域があり、クヴァリテーツとプレディカーツワインはこの特定ワイン生産地域内でのみ生産できます。
- アール
赤ワイン用のブドウ栽培比率が80%以上と高いのが特徴です。 - モーゼル
白ブドウ用品種の栽培面積が90.5%と高く、その中でもリースリングが生産の中心です。
モーゼルの地域は他の地域に比べ、軽めのボディ、酸が高く、アルコールは弱め、緑色果実の風味が特徴です。 - ラインガウ
ラインガウは小さいが高級ワインの産地として有名です。
リースリングの生産が多く、ミディアム~フルボディ、モモの風味が特徴です。 - ナーエ
ナーエもリースリングの栽培が多いです。
特徴は軽めのモーゼル、重めのラインガウの中間くらいです。 - ラインヘッセン
ドイツ最大のワイン産地です。
ミューラー・トゥルガウとリースリングが多く栽培されています。 - ファルツ
ドイツで2番目に大きい産地です。
リースリングが多く栽培されており、特徴は円熟で濃厚です。 - ヘッシェ・ベルクシュトラーセ
ドイツで最も栽培面積が小さい産地です。 - バーデン
ドイツのワイン産地の中で最も南に位置し、温暖です。
シュペートブルグンダーとリースリングが多く栽培されています。 - フランケン
シルヴァーナ種が多く栽培されています。

スパークリングワイン
ドイツは一人あたりの発泡性ワインの消費量世界一という一大スパークリング王国です。
種類としては以下のようなものがあります。
- ペールヴァイン
弱発泡性ワインです。炭酸はタンク方式か、スティルワインへの添加によるものです。 - シャウムヴァイン
白、赤、生産国、生産年すべて異なるベースワインのブレンドが可能です。
炭酸はタンク方式か二次発酵によるものです。 - ゼクト
ベースワインに輸入ワインを使用できます。
炭酸はタンク方式か二次発酵によるものです。 - ドイッチャーゼクト
ベースワインはドイツで栽培されたブドウのみ使用できます。
炭酸はタンク方式か二次発酵によるものです。
スパークリングワインの作り方などはこちらでまとめてるので気になった方は見てみてください。
ワインクイズ 答え
冒頭のクイズの答えです。
- ミューラー・トゥルガウは何と何の交配でできた品種?
⇒リースリング×マドレーヌロワイヤル - 次のドイツで知られる品種の名称は?
・グラウブルグンダー:ピノ・グリ
・シュペートブルグンダー:ピノ・ノワール
・ヴァイスブルグンダー:ピノ・ブラン
・レンベルガー:ブラウフレンキッシュ - レンベルガー13の特定ワイン生産地域(ベシュテムテス・アンバウゲビート)の中で、最大の生産地は?
⇒ラインヘッセン - モーゼル、ナーエ、ラインガウのリースリングの特徴の違いは?
⇒モーゼル:軽めのボディ、酸が高く、アルコールは弱め、緑色果実の風味
ナーエ:モーゼルとラインガウの中間くらい
ラインガウ:ミディアム~フルボディ、モモの風味が特徴 - フランケンで最も栽培されている品種は?
⇒シルヴァーナ - ゼクトってどういうワイン?
⇒ドイツ国内のブドウだけでなく、輸入ワインも使用可能なドイツで造られたスパークリングワイン


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