料理との相性抜群!カジュアルに楽しみやすいロゼワインの魅力・作り方・産地の特徴を紹介!

ワインの世界

※2021/05/04作成

近年世界中でブームとなっているロゼワイン!

ワインの本場フランスでは、白ワインの消費量よりロゼワインの消費量のほうが多くなっている程です。

私も暖かくなってきたこの時期になると、昼間から窓を開けて少し冷やしたロゼワインを飲みながらのんびりするのが大好きです。

冷蔵庫を開けてぱっと目に入ったおつまみを食べながら、難しいことは考えずにカジュアルに楽しめる!そんなロゼワインの魅力・作り方・産地の特徴をここでは紹介します!

ロゼワインの魅力①見た目で楽しめるから自分用にもプレゼント用にもいい!

見たまんまですが、まずはロゼワインならではの色合いです!

ロゼ=Roseでバラ色ですが、ロゼワインと一口にいってもルビーのような色、サーモンピンクのような色、オレンジに近い色など、様々な色合いがあります。

この色合いがあるだけで食卓がぱっと華やかになります。

ちなみに、通常ワインボトルは紫外線を防ぐために緑色になっている場合が多いですが、ロゼワインはその色を楽しむためボトルはほとんど透明です。

また、淡い色であればより軽やかな味、濃い色であれば比較的タンニンがしっかりした味わいになります。

ロゼワインの魅力②どんな料理にも合わせやすい

ロゼワインはさっぱりしつつ、タンニンも少し感じられます。

また、樽熟成はほぼ行っていないので、樽の風味はなくフレッシュな味わいになっています。

なので、よく冷やせば野菜や前菜にも合わせられ、常温くらいなら肉料理にも合わせられます。

魚料理は、魚の脂質と赤ワインのタンニンとは相性が悪いのですがロゼワインならタンニンも少ないので魚料理とも相性よし!

魚料理の多い南仏のプロヴァンスでは、なんと生産量の9割がロゼワインというくらい魚料理とロゼを組み合わせています。

野菜も肉も魚もOKな万能選手、それがロゼワインです。

ちなみに我が家ではパクチーにロゼを合わせた組み合わせがよかったです。エスニックでもOKとか強すぎです・・・

ロゼワインの作り方

ロゼワインの作り方は大きく4つの方法があります。

1:セニエ法(黒ブドウからつくる)

セニエとはフランス語で血抜きの意味です。

黒ブドウから作り、比較的色が濃くタンニンが強くなるのが特徴です。

黒ブドウを発酵させる前に、ブドウの果皮をしばらく果汁に浸しておいて(マセラシオンといいます)適度に果汁に色がうつったら果汁をとりだして、その果汁で発酵を行うやり方です。

果皮と接触させた果汁を抜くタイミングで色の濃さとタンニンが変わってくるので、タイミングが重要になります。

この赤い色のついた果汁を抜き取ることから、セニエ(血抜き)と言われています。

2.直接圧搾法(黒ブドウからつくる)

黒ブドウを白ワインの醸造方法でワインをつくる作り方です。

こちらも黒ブドウからつくりますが、セニエ法よりも色が淡くなります。

収穫した黒ブドウから茎の部分を取り除き(除梗)実を軽くつぶす(破砕)することで、薄く色のついた果汁をとれるのでそれをアルコール発酵させて作ります。

3.ブレンド(赤ワインと白ワインからつくる)

白ワインに赤ワインを混ぜてつくる方法です。

わかりやすいですね、ただEUでは一部を除き禁止されている方法です。

4.ロートリング(黒ブドウと白ブドウからつくる)

これはドイツで行われるやりかたで、黒ブドウと白ブドウを混ぜたあと、セニエ法のように短期間果皮と果汁を接触させておき、色をつけるやり方です。

地域毎の特徴

ロゼワインの代表的な地域と特徴を紹介します。

フランス ロワール地方アンジューソミュール

フランス最長の川であるロワール川の流域では、大西洋側にナント、アンジューソミュール、トゥーレーヌ、サントルの4つの有名なワイン産地があります。

その中でもロゼワインはアンジューソミュール地域で多く生産されています。

製法はセニエ法か直接圧搾法が使われています。

種類はロゼ・ダンジュー、カベルネ・ダンジューの2種類があり品種や甘さが異なります。

ロゼ・ダンジュー:品種はグロローという地元の黒ブドウ品種とカベルネ・フランなどをブレンドしています。半甘口で冷やして軽く飲めるスタイルです。

カベルネ・ダンジュー:品種はカベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニョンのブレンドで作られます。ロゼ・ダンジューよりも甘味はありますが、食事と合わせてもおいしい甘さです!

フランス プロヴァンス

生産量の9割がロゼワインとなっている産地がプロヴァンスです。

辛口で色が淡いのが特徴です。

品種はグルナッシュ、カリニャン、サンソーといったフランス南部でよく栽培される品種が使われています。

底のほうが少しくびれた形のワインボトルが多いのも特徴です。

↓くびれたボトル

バイ・オット・ロゼはキング・オブ・ロゼとして知られるワイナリーであるドメーヌ・オットのワイン!

アメリカ

フランスに次いで世界のロゼワイン生産量の17%(2017年)を占めるのがアメリカです。

中でもアメリカを代表する黒ブドウの品種である、ジン・ファンデルから作られたホワイト・ジンファンデルと呼ばれるロゼワインが有名です。

直接圧搾法で作られることが多く、色は淡いピンク色で、

中甘口・甘口で微発泡性で普段ワインを飲みなれない方も飲みやすいのもよいです!

スペイン

フランス、アメリカに次いで世界のロゼシェア三位がスペインです。

直接圧搾法を使われることが多いです。また、辛口が多いです。

クロ・モンブランのクワトロシリーズは発泡性、辛口、食事にも合わせやすくてオススメです。

まとめ

見た目もかわいらしくて、食事にも合わせやすいスーパー選手ロゼワイン!

今まであまり手を伸ばしたことがない方、この記事をきっかけに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

冷蔵庫で軽く冷やして、(冷えてなかったら氷入れちゃってもOK!)難しいことは考えずに飲める!そんな素敵なワインだと思っています!

これから暑くなる季節にぜひ色々試してみてください!

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