チーズはカロリーが高くて太る?チーズが健康に良いスーパーフードである理由を徹底解説!食べる上での注意点も・・・

チーズの世界

皆さんこんにちは。佐藤家のワインとチーズの部屋をご覧いただき誠にありがとうございます。私たちのブログではワインやチーズが好きな人たちがよりワインやチーズを好きになるような情報を発信しております。

さて、今回の記事は「チーズが健康に良いスーパーフードである理由を徹底解説する」ということで

チーズは好きだけどカロリーが高くて太るって聞きますが本当ですか?
○チーズが健康にいいって聞くけどなんでかよくわかってないです。
○健康意識を高めるためにチーズを食べたいから何を意識して食べればいいか知りたいです。

こんな考えや悩みを持っている人は本記事を読んで頂ければ、より一層チーズの魅力を知ることができると思います。

健康については巷で様々な情報があふれていて情報が断片的に語られているから読み手である皆さんの解釈も必要ですが、私自身はこれから紹介するチーズに関する事実に基づいてチーズはスーパーフードだと考えております。では、本題の内容に入っていきます!

原料-ミルクの栄養価

そもそもチーズとは何からできているでしょうか?

こちらの記事でも記載をしておりますが、チーズはミルクを固形状にしたものです。

日本人であればミルクといえば牛乳を想像してもらえればイメージしやすいと思います。

ミルクはチーズにして熟成させることにより、格段に栄養価が高くなります。ミルクをチーズにすることによって体積が約1割くらいになるため、同じ量ならミルクの十倍の栄養がチーズには含まれているわけです。

しかも、ルクを飲み過ぎるとお腹がゆるくなることがありますが、チーズはその原因になる乳糖も取り除いてありますので、その心配もありません。

まさにチーズはミルクを「いいとこ取り」した健康食品だと言うことができるでしょう。

ちなみに下はミルクに含まれる動物別の比較を表にしたものになります。

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チーズが持つ栄養素

タンパク質 ~筋肉のお供~

タンパク質は人間の体を作る重要な栄養素で、スポーツや運動をするときの栄養補給にも最適です。

また、タンパク質のおかげでチーズはお酒ととても相性の良いお伴になっているのです。←ワインを飲む人にはありがたい!!

タンパク質が胃壁に膜をつくり、アルコールのダメージをやわらげてくれることはよく言われますが、チーズのタンパク質は肝臓の働きを活発にし、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドの分解を促進してくれる働きもあります。

タンパク質と言えば肉をイメージする方もいると思いますが、だいたい300gの肉に含まれるタンパク質は、210gのチーズに含まれるタンパク質に相当します。

チーズが非常に高タンパクな食物であることがおわかりいただけるかと思います。

しかもただ高タンパクなだけではありません。チーズのタンパク質、乳酸菌によって分解されてペプチドやアミノ酸になっているため、とても体に吸収されやすいのです。

カルシウム ~成長やストレスの味方~

カルシウムは骨や体を丈夫にするだけでなく、イライラ防止やホルモンバランスの調整、アンチエイジング効果もあります。子供の発育にもよいので、積極的に食べさせたいものです。

カルシウムは通常体に吸収されるのが難しい栄養素ですが、チーズに含まれるカルシウムは乳酸菌の働きによって、体に吸収されやすいカルシウムに変化しています

チーズは乳酸菌で発酵させることによって、ただミルクから栄養素を抽出しただけにとどまらない、様々な効果が加わっているということです。

ビタミンA、ビタミンB2 ~お肌の味方~

ビタミンA皮膚や粘膜を強くし、お肌のハリとツヤをよくする効果があります。また、免疫力を高める効果もありますので、風邪の予防にもなります。

ビタミンB2脂肪を分解し、体に蓄積させない効果がありますので、ダイエットにも最適です。

ミネラル ~生命の源~

チーズにはカルシウムの他に、リン、マグネシウム、鉄分、フッ化物、マンガンなどのミネラル類を豊富に含んでいます。これらはどれも下のように人間の生命を維持するために必要な役割を担っています。

  • リン:骨、神経
  • マグネシウム:タンパク質の合成、鎮静作用
  • :血色素の合成、免疫力
  • フッ化物:骨、歯
  • マンガン:生殖機能、乳腺の機能

乳酸菌 ~体調はお腹の中から~

ミルクをチーズに変える手伝いをし、熟成中も大活躍する乳酸菌は、チーズをチーズたらしめる立役者と言っても過言ではありません。そして乳酸菌はチーズの栄養価をアップすることに一役も二役も買っています。

乳酸菌の主な効果はお腹の調子を整えることですが、もちろんそれだけではありません。肌荒れにも効果があり、また、乳酸菌の分泌作用でつくられるペプチドと呼ばれるアミノ酸の集合体は、血液中のコレステロールを下げる働きがあります。

チーズを食べて得られる9の効果

チーズが持つ栄養素に関して理解して頂けたかと思います。

ではここからは、実際に科学的に解明されてきたチーズの機能性について9個例を挙げていきます

血糖値上昇を抑制

チーズをはじめ乳製品は血糖値上昇を抑制する低GI食品です。お米やパンは食後の血糖値を上昇させる高GI食品ですが、そこにチーズを加えて食べると、血糖値の上昇はゆるやかになります。

※GI値:血糖値上昇の度合いを数値化したもの。ブドウ糖を100として、数値が低いほど低GI食品になります。白米が84、食パンが91、一般的なチーズが30となります。

循環器系疾患予防

「ワインをよく飲むフランス人は、飽和型脂肪の摂取が多いが、循環器系疾患による死亡理知が低い」という現象が起きています。これは赤ワインのもつポリフェノールが体内の活性酸素を抑制するためだとされています。

チーズにも同様に循環器系疾患を抑える効果があることが分かってきています。

筋肉増強効果

上記でもあげましたが、タンパク質、、、すなわちチーズ豊富が持つアミノ酸が筋肉を増強し、筋肉の修復に有効と考えられています。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)予防

チーズなど乳製品の摂取が多い人ほど骨粗鬆症が少ないという多くの研究があります。

少し専門的なはなしですが、チーズの熟成中にできるカゼインホスホペプチドによりカルシウムの吸収促進効果のほか、乳由来のタンパク質が骨の形成を助けてくれます。

虫歯予防

チーズを食べると、口内PHが下がりにくくなります。また抗菌物質を含む唾液の分泌が多くなり、結果的に歯のエナメル質が溶けるのを抑制してくれます。実はWHO(世界保健機関)がチーズ内の成分が虫歯予防に効果があることを認めているのです。

ダイエット効果

チーズにはビタミンB2が豊富に含まれており、これが脂肪を燃焼させる効果があるのです。

チーズは一度にそれほど多くの量を食べるものではありませんし、適度の量にとどめている限りはむしろダイエットに最適な食べものだと言えます。

胃潰瘍の原因菌を抑制

これは青かび系のチーズに関しての話ですが、胃潰瘍の原因菌であるピロリ菌を抑制する効果があることが分かってきています。

整腸作用

今度はソフトタイプのチーズに多い効果になります。

腸内のビフィズス菌を増やす増殖因子が含まれていることが最近の研究で明らかになりました。

腸内環境を整えて、悪玉菌により腐敗物質を少なくすることががん予防にもつながるとされています。

高血圧予防

チーズ内に含まれるカルシウムが血圧を下げる作用があることがわかってきました。

チーズの中に多く含まれるカリウムにはナトリウムを排出する効果があり、高血圧の原因の1つであるナトリウムを取り除いて抑えることでも知られています。

チーズを食べるうえでの注意点

さて、チーズがスーパーフードであることは皆さんよ~く分かったかと思います。

でも、いい言葉ばかり並べられているとどこか信用できないこともありますよね。

そこで最後にはチーズを食べるうえで注意しなくてはいけないこと。こちらもお伝えしていければと思いますのであと少しお付き合いください。

脂肪分の量

チーズはなかなか高カロリーな食べものです。これは乳脂肪が豊富に含まれていることに起因します。ところがチーズは意外と太らないのです。実はチーズにはビタミンB2が豊富に含まれており、これが脂肪を燃焼させる効果があるのです。

チーズは一度にそれほど多くの量を食べるものではありませんし、適度の量にとどめている限りはむしろダイエットに最適な食べものだと言えます。

それでも気になるという方は、白カビチーズやシェーブルチーズなどの脂肪分の少ないチーズを選んで食べるようにしてください。

塩分量

現代の日本人の食生活で、脂肪やコレステロールなどよりはるかに問題なのが、塩分のとり過ぎだと言われています。

白カビチーズには約2%ハード系のチーズには約2%〜4%青カビチーズは4%近くの塩分が含まれています。硬いチーズほど水分が蒸発しているので塩分濃度が高くなるのは何となく分かりますが、青カビチーズの塩分濃度の高さは生地のやわらかさに対してやや高めです。

青カビは好気性菌ですので、青カビがよく繁殖するように生地に空気穴を穿ちます。空気の通りがよいと雑菌が繁殖しやすくなります。そこで悪玉菌の繁殖を抑えるために塩分濃度を高くする必要がある、というわけです。

青カビチーズやハード系のチーズの塩分濃度が気になる方は、そのまま食べるのはほどほどにして、ドレッシングと合わせてサラダにかけたり、グラタンやピザに乗せたり、肉料理のソースと混ぜたり等、調味料としての使い方を中心に楽しむのがよいでしょう。

ビタミンCと食物繊維は取れない

実はこれだけ栄養価の高いチーズですが、ただ2つだけ、足りない栄養素があるのです。それがビタミンCと食物繊維です。

逆に野菜や果物など、ビタミンCと食物繊維の含まれている食べものをチーズと一緒に合わせれば、この上ない完璧な栄養食になるということです。

ビタミンCと食物繊維を豊富に兼ね備えたフルーツといえばキウイ。キウイには100g当たり69mgのビタミンCと、2.5gの食物繊維が含まれています。このようにすれば、生クリームを合わせたり、ケーキを食べるよるも、ずっとヘルシーなデザートとしても楽しめます。

さていかがでしたでしょうか。

さて、今回の記事は「チーズが健康に良いスーパーフードである理由を徹底解説する」ということで、チーズと健康に関して疑問点や悩みが解決できたのではないでしょうか。まだよくわからないという方は是非ぜひ記事を読み返してみたら書籍などでもっと知識を深めるなどしてみてください。また、質問などありましたら気軽にコメント、問い合わせお待ちしております!

(今度別記事でおすすめの書籍も紹介していきたいと思います。)

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