爽やかな香りと高い酸で料理との相性抜群!ソービニヨン・ブランの特徴と国ごとの違い・オススメワインを紹介

ワインの世界

※2021/03/23作成

この記事では、すっきりした爽やかな香りと高い酸が特徴で、世界的な大人気白ワインの品種であるソービニヨン・ブランの特徴と、代表的なフランス・ニュージーランドのスタイル・オススメワインを紹介します。

ソービニヨン・ブランとは-見たことないけどエルダーフラワー!

ソーヴィニヨン・ブランさんでぱっと思いつくのは、独特な青い香りです。

青ピーマン、アスパラガス、パッションフルーツ・・・

エルダーフラワーに関しては本物を知る前にソーヴィニヨン・ブランでその名前を知りました笑

エルダーフラワーはこんなお花です。小さい白い花がキュートです。

私はワインの香りサンプルでこのエルダーフラワーの香りを初めて知ったのですが、ソーヴィニヨン・ブランそのまんまやん!ってなりました。

香りサンプルはこういうやつです。(ワイン勉強で香り迷子になった時に使えます)

そんなエルダーフラワーをはじめとした、草木や柑橘系、トロピカルフルーツの香りが強いソーヴィニヨン・ブランさん、その爽やかな香りと高い酸により世界的にも人気の品種です。

すっきりしているので、お料理との相性も〇

和食や、それ以外にもスパイスのきいたアジア料理ともよく合います。

フレッシュな香りが特徴の品種なので、その香りを活かすためにオークは使われないことが多いです。

オークを使ったものはトーストやバニラの風味が加わります。

色々な国で生産されていますが、ブドウの成熟が早いことと、香りの強い品種なのでその香りを活かせる冷涼な気候の地域での生産が特に多いです。

ソーヴィニヨン・ブランの産地ごとの特徴とオススメワイン

そんなソーヴィニヨン・ブランさんの代表的な産地と特徴をご紹介します

フランス

フランス ロワール地方のソーヴィニヨン・ブランの特徴

フランス最長の川であるロワール川流域には、東からサントル地域、トゥーレーヌ地域、アンジュー・ソミュール地域、ナント地域の4つのワイン産地があります。

ソーヴィニヨン・ブランさんはこの中の、トゥーレーヌ地域・サントル地域でよく作られます。

中でもサントル地域のサンセールプイィ・フュメの2つの地区が有名です。

スタイルは、酸が高くフレッシュ、グレープフルーツや青リンゴ、シャブリを思わせるような火打ち石のような香りもします。

サンセールとプイィ・フュメのソーヴィニヨン・ブランさんの代表的なスタイルはこんな感じです。

  • 酸:高い
  • ボディ:ライトボディ

ロワール地方のオススメワイン

サンセール パスカル・ジョリヴェ 

パスカル・ジョリヴェは農薬を使わない自然派の作り手です。

また、ソーヴィニヨン・ブランの魔術師と呼ばれるほど、そのソーヴィニヨン・ブラン評価が高いです。

ソーヴィニヨン・ブラン100%で、レモンやライムなど柑橘系の香りと火打ち石のような鉱物感が特徴。

酸も高く爽やかすっきり!です。

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フランス ボルドーのソーヴィニヨン・ブランの特徴

ボルドーはソーヴィニヨン・ブランさんだけ使う場合もあるのですが、特徴的なのがセミヨンさんとブレンドし、オーク樽で発酵したスタイルです。

グラーヴ地区ではセミヨンさんとブレンドかつオーク樽を使った熟成・発酵を行うスタイルが多くあります。

中でも、ペサック・レオニャンはかわいい名前だけど高級スタイルでミディアム~フルボディ、トーストの香りのしっかりスタイルです。

ペサック・レオニャンのソーヴィニヨン・ブランさんの代表的なスタイルはこんな感じです。

  • 酸味:中程度~高い
  • ボディ:ライトボディ~フルボディ

ボルドーのオススメワイン

クレマンタン・ド・パプ・クレマン・ブラン ペサック・レオニャン

シャトー・パプ・クレマンは1299年からの長い歴史のあるシャトーです。

パプは教皇、クレマンはクレマン5世を元につけられています。

ボルドーの大司教をしていたクレマン5世がペサック地区で当時の最先端設備でワイン造りをしていました。

しかし、その後教皇になり忙しさのあまりワイン造りができなくなってしまい(悲しい・・・)後任のボルドー大司教に受け継がれた際、これまでの功績からシャトー・パプ・クレマンという名前が付けられました。

さて、話が少しそれてしまいましたが、そんなシャトー・パプ・クレマンの白ワインです。

ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、をメインとしてブレンドされた白ワインです。

値段がわりと高め、かつ在庫もあまりないことが多いですが、ぜひ見かけた際は飲んでみてください!!

柑橘系の香りだけでなく、オーク由来のバニラやアーモンドの香りで余韻も長い贅沢なお味です。

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ニュージーランド

ニュージーランド マールボロのソーヴィニヨン・ブランの特徴

ニュージーランドの中でも生産量一位のソーヴィニヨン・ブランさん、その生産量と質の高さは世界のソーヴィニヨン・ブランの首都といわれるほどです。

そのニュージーランドの中でも特に有名なのがマールボロです。

酸味が高く、青ピーマンや西洋スグリ、パッションフルーツに代表されるトロピカルフルーツの香りが特徴です。

爽やか、フレッシュ、フルーティーなすっきりしたお味です!きりっと冷やして食事に合わせて飲むのがおすすめ!

ニュージーランド マールボロのオススメワイン

グレイワッキ ソーヴィニヨンブラン

柑橘系・青りんごの香りと、すこし草っぽいハーブの香り、酸味もほどよくバランスのいいワインです。オークは使用しておらず、フレッシュな果実感のある風味を楽しめます。

コールドセッティングという、発酵までの間果汁を落ち着かせ、また温度変化を避ける為に一時低温状態で保管する方法を使用しています。これにより澄んだ風味や熟成能力を増幅することができます。

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まとめ

ソーヴィニヨン・ブランさんは、草木やパッションフルーツなどの強い香り、高い酸といった品種の個性が強いワインです。

作り方や地域によっての違いももちろんありますが、独特の香りと酸は大きくは変わらないので、すっきりしたワインを飲みたいというときにはまず間違いないです。

ここでは紹介できませんでしたが、チリやカリフォルニアなどでも低価格でクオリティの高いソーヴィニヨン・ブランさんはいっぱいあるので、ぜひいろいろお試しください!

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