白ワインの王道品種!シャルドネの特徴と国ごとの違い・オススメワインを紹介

ワインの世界

※2021/03/21作成

※2022/05/20更新しました

このブログは、ワインに興味はあるけど、詳しくない、詳しくなりたい!という方に向け、

ちょっと人に自慢したくなるようなワインの知識
レストランや買い物でのワイン選びに役立つ知識やおすすめワイン

をまとめています。

今回は、白ワインの王道ともいえるシャルドネの人気の理由と、代表的な生産地であるブルゴーニュ、カリフォルニア、チリの特徴とオススメワインをご紹介します

この記事はこんな方にむけて書きました!あてはまる方ぜひ見てみてくださいー

  • ワインの勉強を始めようとしている方
  • ワインのブドウ品種ってどういうものがあるのかよくわからない、という方
  • シャルドネって名前は聞いたことあるけど、どういう味かよくわからない、という方

シャルドネとは-無個性な個性。どこでも活躍できるスーパー品種

シャルドネちゃん!

世界で最も人気のある白ワイン品種といっても過言ではないはずです。

人気の秘訣は、ズバリ万人受けの味わいと、生産地を選ばないブドウ品種の特長にあります。

まず、シャルドネちゃんの風味の特徴は、無個性という個性(某ヒーロー漫画主人公じゃないですが・・)です。

ブドウ品種自体の風味には強い個性はないので、ベースとしては癖がなく飲みやすいです。

ベースに強い個性がない分、ワインの作り方の違いによる味わいのバリエーションがとても多いです。

爽やかすっきり酸を目立たせたものから、フルボディで濃厚なものまで、場所・作り手による様々なスタイルが楽しめるので飲んでも飲んでも発見が尽きない、スーパー品種です。

次に、シャルドネちゃんはブドウ品種としてはとっても強いです。つよつよです。

寒い地域でも暑い地域でも、幅広い気候・土壌の中で育つことができます。

収穫量が多くなると品質が落ちてしまう品種も多いですが、シャルドネちゃんは収穫量が多くなっても大丈夫。

世界中で育つことができるので、ポピュラーなワインになることができました。

シャルドネの品種の特徴まとめとしては、育つ環境を選ばないため、生産量が多く、品種自体に強い個性がないため、作り方による味わいの違いを楽しめる、まさにどこでも活躍できるスーパー品種といえます。

シャルドネの産地ごとの特徴

そんな変幻自在なシャルドネちゃんの代表的な産地を紹介します。

フランス ブルゴーニュ

まずはフランス、ブルゴーニュから。

フランスのワイン名産地といえば、ブルゴーニュとボルドーが有名ですが、それぞれ

  • ブルゴーニュ:シャルドネ(白)、ピノ・ノワール(赤)
  • ボルドー:ソービニヨン・ブラン(白)、カベルネ・ソーヴィニョン(赤)

が有名です。

シャブリ

シャブリ、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

シャブリとはフランスブルゴーニュ地方の地域名です。

この”シャブリ”という名前のついたワインは、シャブリという地域でシャルドネを使用してつくられたワインです(”シャブリ”のワインとして名乗っていいのはシャルドネを使用した場合のみです)

この地域の中でも、さらに認められたよい畑で造られたワインは、プルミエ・クリュグラン・クリュと名乗ることが出来ます。

実は、日本はアメリカ・イギリスに次ぐシャブリの輸出世界3位の国なのです。

それだけ、日本人に人気のワインなのですね。

シャブリは、冷涼な気候です。寒いところで作られるワインは一般的に酸が高めとなります。

シャブリのシャルドネさんは、酸味が高く、きりっとした印象です。

香りは、青りんごやライムなどの緑色の果実、それから火打ち石・鋼鉄の感じがします。オークはまれに使われることもありますが、ほとんどのワインでは使われません。

お値段はデイリーワインには少し高め、なことが多いですが食事にはよく合います。レモンが効いた魚料理と合わせるのがおすすめです!

シャブリのシャルドネさんの代表的なスタイルはこんな感じです。

  • 酸:高い
  • ボディ:ライト~ミディアム
  • 飲み頃温度:よく冷やして

コート・ド・ボーヌ

コート・ド・ボーヌはシャルドネの銘醸地です。

中でも最も有名なのが、ムルソー、ピュリュニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェの3つの村。

オーク樽熟成による、ヘーゼルナッツ、バニラの風味と柑橘、トロピカルフルーツの果実感の組み合わせが最高です!

この3つの村名がついたワインはお値段高めなことが多いけれども、その分味も格別!なシャルドネ様です。

ナッツと合わせてのんびり贅沢に飲みたい、そんなお味です!

コート・ド・ボーヌのシャルドネ様の代表的なスタイルは以下です。

  • 酸:高い
  • ボディ:ミディアム~フルボディ
  • 飲み頃温度:軽く冷やして

ブルゴーニュ まとめ

ここで簡単にブルゴーニュのシャブリのおさらいです。

  • フランスのワイン産地は、ブルゴーニュとボルドーが有名だが、シャルドネはブルゴーニュでの生産が多い
  • ”シャブリ”はブルゴーニュの地域の名前で、“シャブリ”という表示がされたワインはシャブリ地域でシャルドネからつくられた白ワインを指す
  • ブルゴーニュのコート・ド・ボーヌは世界屈指のシャルドネワインの名産地

カリフォルニア

カリフォルニアのシャルドネちゃんはバラエティー豊かです。

お手頃価格のものは、パイナップルやマンゴー、桃の果実風味ぎゅーっと濃縮のお味、酸も中程度で

フレッシュに飲めます。

高価格のものは、フルボディでヘーゼルナッツ、バター、キャラメルのオーク由来の風味と桃、

バナナの果実感もはっきりなボリューム感のあるものから、最近はもう少し果実感が多く軽やかなものまであります!

総じてフランスのものよりは甘やかな印象です。

カリフォルニアのシャルドネちゃんの代表的なスタイルはこんな感じです。

  • 酸:低い~高い
  • ボディ:ミディアム~フルボディ
  • 飲み頃温度:軽く冷やして

チリ

シャルドネちゃんに限らずですが、低価格・高品質なのがチリの素晴らしいところ!

毎日の食事に合わせるにはもってこいなワインです。

チリもオークを使うことにより、バターの風味と果実あふれるシャルドネちゃんになりますが、リマリ・ヴァレーではすっきり風味控えめのシャルドネさんにも会えます!

チリのシャルドネちゃんの代表的なスタイルはこんな感じです。

  • 酸:低い~高い
  • ボディ:ミディアム~フルボディ
  • 飲み頃温度:軽く冷やして

シャルドネのオススメワイン

フランス ブルゴーニュ シャブリ

ルイ・ジャド シャブリ

ルイ・ジャドを語らずして、ブルゴーニュを語れず」と言われるほど有名です。

漫画”神の雫”でも紹介されたワインで、高い酸とすっきりした味わいが特徴です。

参考価格:2,677円(Amazon)

ウィリアム フェーブル シャブリ

シャブリ最高の作り手といわれるウィリアム フェーブルのシャブリ。

果実の凝縮感とフレッシュな味わいが特徴です。

参考価格:6,732円(Amazon)

フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ

ルペ ショーレ ムルソー

果実感もありながら、ナッツ・バターの風味もする濃厚なワインです。

ルぺ・ショーレは1903年から続く歴史あるワイナリーです。

参考価格:15,400円(Amazon)

アメリカ カリフォルニア

ベリンジャー ナパ・ヴァレーシャルドネ

ベリンジャーは1876年にベリンジャー兄弟によって設立されたワイナリーです。

シャルドネはカリフォルニアらしいトーストやナッツの香りを持ちつつ、酸のすっきりさもあるバランスのよいワインです。

参考価格:1,620円

チリ

コノスル シャルドネ

チリの超コスパワイン!コノスルです!

スーパーでも買えるコノスルさん、ですがふつーにめっちゃうまいです。

シャルドネちゃんはパイナップルなどのトロピカルフルーツの香りと優しい酸味が特徴。デイリーワインにはもってこいなお味と価格です!

参考価格:841円(Amazon)

まとめ

シャルドネのまとめです。

  • 品種自体の個性が強くないので、作り方による違いが出やすい
  • 強い品種なので多くの地域で生産可能。栽培量が多い

というワインの特徴があり、世界でも大人気の品種です。

ブルゴーニュ(シャブリ、コート・ド・ボーヌ等)、カリフォルニア、チリが産地としては有名ですが、それ以外にも世界中で多く作られています。

地域・作られ方により本当に味わいが全然違うので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。

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